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子ども部屋の模様替えで子どもの好奇心を刺激!成長に合わせた空間の作り方

子ども部屋の模様替えで子どもの好奇心を刺激!成長に合わせた空間の作り方 学べるこどもべや

子ども部屋は、単に寝る場所や遊ぶ場所ではなく、子どもの成長と自立を育むための重要な「学びの空間」です。

特に、子どもの成長段階に合わせて部屋の役割やレイアウトを変化させていくことで、「自ら学ぶ力」や「片付けの習慣」を無理なく身につけさせることができます。

部屋の模様替えは、「安全」と「自立」、そして「好奇心」の3つを軸に行うことで、子どもの成長を最大限にサポートできる空間になるのです。

そこで今回は、子どもの【年齢別】に合わせた部屋の役割の変化、「自ら学ぶ力」を育む空間の作り方、そしてストレスなく「自分で片付ける」ための収納の工夫をご紹介します。

【年齢別】成長段階に合わせた「部屋の役割」の変化

子どもの成長段階に応じて、部屋の「主役」となる機能を変えていくことが、快適な空間作りの基本です。

0歳〜就学前(遊びの空間)は、安全性の確保と片付けの練習が最優先となります。リビング学習など親の目の届く場所に遊びのスペースを確保し、部屋を完全に仕切らないようにしてください。

小学校低学年(学習の準備)では、「学びの場所」と「遊びの場所」を部屋の中でゆるやかにゾーニングしましょう。リビング学習と並行し、教科書や図鑑がすぐに手に取れるよう、手の届く高さに本棚を設置するのが効果的です。

小学校高学年以降(自立の空間)は、プライバシーを重視し、自立した個室として家具を配置します。ロフトベッドや収納付きベッドで空間を有効活用し、集中できるデスク環境を整えるようにしましょう。

好奇心を刺激し「自ら学ぶ力」を育む空間の作り方

子どもが「自ら学ぶ力」や「創造性」を伸ばすためには、知的好奇心を刺激する環境を身近に作ることが重要です。

刺激1:可変性のある展示スペースは、子どもの自己肯定感と創造性を刺激します。子どもの描いた絵や、興味のあるテーマのポスター(地図、宇宙など)を壁に貼る「ギャラリースペース」を作りましょう。

刺激2:知恵が身近にある環境を作りましょう。図鑑、辞書、地図などを、いつでも手に取れるよう、あえてリビングや廊下の本棚に置くことが有効です。親も一緒に図鑑を開くなど、知的好奇心を共有する姿勢を示すことが大切です。

刺激3:秘密基地の導入は、一人で没頭できるこもり空間を作ります。ロフトベッドの下や、テント、天蓋などを活用し、一人で没頭できる「秘密基地」のようなこもり空間を導入しましょう。

ストレスなく「自分で片付ける」ための収納の工夫

「片付けなさい」と叱る回数を減らすためには、子ども自身が片付けやすい仕組みを構築することが最も効果的となります。

収納の原則は、「子どもの手の届く高さ」に収納家具を配置することです。おもちゃや服の定位置を親子で決め、子ども自身が片付けやすい仕組みを構築する(自立心の育成)ことが重要です。

見せない収納の工夫も試してみましょう。色や形がバラバラになりがちなおもちゃは、中身が見えないボックスやカゴにまとめて入れ、「隠す収納」をメインにすると、部屋がすっきりします。

結論として、子ども部屋の模様替えは、「安全」と「自立」、そして「好奇心」の3つを軸に行うことで、子どもの成長を最大限にサポートできる空間になるのです。

まとめ

子ども部屋の模様替えは、「安全」と「自立」と「好奇心」の3つを軸に行うことが、成長をサポートする鍵です。

0歳から就学前はリビングに安全な遊びのスペースを確保し、小学校低学年では手の届く高さに図鑑を置くなど学習の準備を始め、高学年以降はロフトベッドなどでプライバシーと集中力を重視した自立の空間を整えます。

また、子どもの絵や興味のあるポスターを貼る「ギャラリースペース」を作り、知的好奇心を刺激しましょう。

収納は「子どもの手の届く高さ」を原則とし、カゴやボックスを使った「見せない収納」をメインにすることで、自分で片付ける習慣と自立心を無理なく育むことができます。

この記事を書いた人
藤原 宗示

私はこどものころから秘密基地が大好きでした。押し入れやテーブルの下を自分だけの空間にして遊んでいました。
今は保育士として、こどもたちにも同じような楽しさを感じてほしいと思い、毎月違うテーマで幼稚園の部屋をカスタマイズして、こどもたちの笑顔を見るのが幸せです。
このブログでは、世の中の面白いこどもべやを紹介していきます。こどもが喜ぶ部屋の作り方を一緒に学んでいきましょう!

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