赤ちゃんがはいはいを始めると、親としては嬉しい反面、心配なことも多くなります。
はいはいは赤ちゃんの運動能力や知能の発達にとって重要なステップですが、部屋の中には赤ちゃんにとって危険なものや不衛生なものがたくさんあります。
そこで、この記事では、赤ちゃんのはいはいを促す部屋の作り方について、以下の5つのポイントに分けてご紹介します。
1. はいはいのメリットと注意点
はいはいをすることで、赤ちゃんは自分の体を動かすことや周囲の環境を認識することができます。
これは、脳や筋肉、神経系などの発達に大きく影響します。
また、はいはいを通して、赤ちゃんは自分の意思や感情を表現したり、親や他の人とコミュニケーションを取ったりする能力も身に付けます。
さらに、はいはいをすることで、免疫力も高まります。
しかし、はいはいにも注意点があります。
部屋の中には、赤ちゃんが口に入れたり触ったりすると危険なものがあります。
例えば、小さな物や鋭利な物、電気製品やコード、薬や洗剤などです。
また、床や壁にはほこりやダニなどのアレルギー物質が付着している可能性があります。
これらのものを赤ちゃんが触れると、感染症やアレルギーなどの健康被害を引き起こす恐れがあります。
2. 部屋の床や壁の素材や色について
赤ちゃんがはいはいをする際に最も接触する部分が床や壁です。
そのため、床や壁の素材や色にも気を付ける必要があります。
床や壁の素材は、滑りにくくて柔らかくて温かくて清潔なものが望ましいです。
例えば、カーペットやラグなどです。
ただし、カーペットやラグにもほこりやダニが溜まりやすいため、定期的に掃除機をかけたり洗濯したりする必要があります。
また、床や壁の色は、赤ちゃんの視覚刺激に影響します。
明るくて鮮やかな色よりも、淡くて落ち着いた色がおすすめです。
明るくて鮮やかな色は赤ちゃんを興奮させたり刺激しすぎたりする可能性があります。
3. 部屋に置くおもちゃや家具の選び方
部屋に置くおもちゃや家具も赤ちゃんのはいはいに影響します。
おもちゃや家具は赤ちゃんが興味を持ったり遊んだりすることで、知能や感性を育てる役割を果たします。
しかし、おもちゃや家具にも注意点があります。
おもちゃは、小さくて飲み込んだり窒息したりする恐れのあるものや、鋭利な部分や破片が出る恐れのあるものは避けるべきです。
また、おもちゃは適切な数にすることが大切です。
おもちゃが多すぎると、赤ちゃんは選択に迷ったり集中力が散漫になったりします。
家具は、赤ちゃんがぶつかったり引っ掛かったりする恐れのあるものや、倒れたり転がったりする恐れのあるものは避けるべきです。
また、家具は赤ちゃんが手を伸ばしたり立ち上がったりすることをサポートするものが良いです。
例えば、低めのテーブルや椅子などです。
4. 部屋の安全性や清潔さの確保方法
部屋の安全性や清潔さを確保することは、赤ちゃんのはいはいに欠かせません。
部屋の安全性を確保するためには、以下のような対策が必要です。
- 電気製品やコードを赤ちゃんの手の届かないところに置くか、カバーをして隠す
- 薬や洗剤などの危険物を赤ちゃんの手の届かないところに置くか、鍵をかけて閉める
- 小さな物や鋭利な物を赤ちゃんの手の届かないところに置くか、収納する
- 倒れたり転がったりする恐れのある家具を固定するか、移動させる
- ぶつかったり引っ掛かったりする恐れのある家具の角や突起部分にクッションやカバーをつける
- 窓やドアにロックやストッパーをつける
- 階段やバルコニーに柵やゲートをつける
部屋の清潔さを確保するためには、以下のような対策が必要です。
- 床や壁を定期的に掃除機をかけたり拭き掃除したりする
- カーペットやラグを定期的に掃除機をかけたり洗濯したりする
- おもちゃや家具を定期的に水拭きしたり消毒したりする
- 赤ちゃんが口に入れる可能性のあるものは特に清潔に保つ
- 部屋を換気したり加湿したりする
5. はいはいを楽しむコツや工夫
赤ちゃんがはいはいを楽しく続けるためには、親としても一緒に遊んだり声かけしたりすることが大切です。
以下に、はいはいを楽しむコツや工夫をいくつか紹介します。
- 赤ちゃんが興味を持つおもちゃや物を少し離れたところに置いて、赤ちゃんに向かって誘導したり励ましたりする
- 赤ちゃんと一緒に床に寝そべって、目線を合せて話しかけたり笑顔を見せたりする
- 赤ちゃんのはいはいの様子を写真や動画に撮って、赤ちゃんに見せたり共有したりする
- 赤ちゃんのはいはいの成長や進歩を記録して、赤ちゃんに褒めたり認めたりする
- 赤ちゃんのはいはいのペースやスタイルに合わせて、無理やり変えたり押し付けたりしない
まとめ
赤ちゃんのはいはいを促す部屋の作り方は、赤ちゃんの発達や健康にとっても大切なことです。
部屋の素材や色、おもちゃや家具、安全性や清潔さなどに気を付けて、赤ちゃんと一緒にはいはいを楽しみましょう。
赤ちゃんがはいはいをすることで、体力や筋力、バランス感覚や協調性などが向上します。
また、視覚や聴覚、触覚などの感覚も刺激されます。
さらに、好奇心や探究心、自信や自立心などの精神も育まれます。
赤ちゃんのはいはいは、歩く前の大切なステップです。
親としても、赤ちゃんの成長を見守りながら、応援してあげましょう。
